焙煎士の想いをお届けする コーヒーのセレクトショップ

三善屋珈琲

柴田恭兵

我慢して飲むから、美味しいから飲むへ

高校生ぐらいからカッコつけで飲み始めた苦いブラックコーヒー。親から美味しいコーヒーが飲めるよと言われ連れて行かれたスペシャルティコーヒー専門店で、初めてコーヒーを美味しいと感動したこと。そして、自分が淹れるコーヒーを「美味しい!」と飲んでくれる友人からの褒め言葉。このふたつがコーヒーを探究したいと思うきっかけです。

柴田恭兵

誰かの為にコーヒーを作るという想い

what's!? Coffeeという屋号の方で、2018年10月からコーヒーの活動を開始。その時は気に入った焙煎済みのコーヒー豆を取り寄せて淹れていました。

聴覚障害をもつバリスタとして活動しており、「福祉とコーヒー」という一見繋がりのないふたつを組み合わせることで様々な新しい取り組みに挑戦。そんな中、知り合いの就労継続支援事業所(福祉作業施設)が新型コロナウイルスの影響で仕事が減っていると知りました。

自分が最高のコーヒーを焙煎して、包装作業や選別作業を仕事として依頼することができるのなら……という想いが焙煎を始めるきっかけとなります。

柴田恭兵

耳が聞こえにくいからこそ生まれた焙煎スタイル

生まれつき聴力が良くないため、普段は補聴器を装用することで生活しています。補聴器をつけていても通常の健常者の聞こえの半分ぐらい聞こえていたら良い方だと思います。特に高い音が苦手です。

その為に、焙煎をするときに大きな壁となったのが「ハゼ音」が聞こえないこと。コーヒー豆は熱を加えていくと「1ハゼ」「2ハゼ」と呼ばれる豆の爆ぜる音がして、焙煎の指標として重要な音です。僕にはそれが全く聞こえませんでした。

独自に鍛錬を重ね、「香り」にフォーカスすることで自分なりに焙煎することができると気付き、それからは焙煎中の音の情報に一切頼らないことが自分の大きな特徴となる焙煎方法になりました。

【聞こえないからできない】という諦めは自分にとっても、そして事業を活動していく上でも選んではいけない選択肢で、他人とは違う方法で最高に美味しくコーヒーを焙煎することができれば武器になる。そんな想いで焙煎をしています。

柴田恭兵

コーヒーが苦手な人でも美味しく飲める

『君と僕と珈琲と』で焙煎されたコーヒーは、透き通るように甘味のある、華やかな香りが特徴的です。今までコーヒーに苦手意識を持っていた人でも、「このコーヒーなら美味しく飲める!」と思っていただけます。これは今まで焙煎士でありながらもバリスタとして1人ひとりのお客様と本気で向き合い、実体験として「美味しく飲める」というお言葉を頂いてきたからこその自信です。

柴田恭兵

コーヒーは自身の活動の一つの手段であること

コーヒーには社会を変える力はなくても、社会を繋げる力があると思っています。その為には、最高に美味しいコーヒーを追求していくことが必要不可欠であり、「コーヒーが苦手な人でも美味しく飲める」そんなコーヒーは「苦手なこと(障害)があっても社会に受け入れられる」「自分らしく生きていける」というメッセージを伝えるための支えとなってくれると僕は信じています。

君と僕と珈琲と 柴田恭兵

1993年1月4日生まれ
先天性感音難聴を持っており、障害者手帳は4級
日本福祉大学を卒業後、レストランやコーヒースタンドで腕を磨き、イタリアへの短期留学経験もある。
2018年10月よりwhat's!? coffeeの活動を開始し、2019年9月に個人で創業。
現在は「what's!? coffee」と「君と僕と珈琲と」の2つのブランドを経営している。

柴田恭兵のコーヒー豆

  • « Prev
  • Next »